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☆にちにちこれこうじつ☆猫と街と日々のとりどり

碓氷峠鉄道文化むら〜峠越えの鉄道の軌跡に往時を偲ぶ

碓氷峠鉄道文化むらは、群馬県安中市信越本線横川駅に隣接している。
かつて峠越えをした信越本線横川ー軽井沢間が廃止となった後に、横川運転区という車両基地の跡地に作られた鉄道テーマパーク。

 

碓氷峠鉄道文化むら

 

ここが横川駅。軽井沢方面へスキーや避暑などで訪れる時にはいつも車だったので、横川の名前は知っていたが、駅を訪れるのは初めてだった。

 

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いつもは大きなバスが停められる横川店の方で食べていた峠の釜飯だが、せっかくなので、横川駅前の本店にて食べる。有名なおぎのやだが、本店はとてもこじんまりしていた。

 

峠の釜めし本舗おぎのや | 店舗紹介 本店

 

そして、釜飯以外のメニューがあった。あまり時間のないのに天ぷらそばを頼んだお客さんが、電車に乗るというので「そばいつ出てくるの〜?」 「もうちょっとです〜」なんてやり取りがありこちらまで焦ってしまった。

 

腹も満たせたので鉄道文化むらへ。

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あさまが出迎えてくれる。

日本海側と太平洋側を結ぶ要所であった碓氷峠は、勾配がきつく、日本で初めてアプト式が取り入れられたのがこの横川ー軽井沢間である。

鉄道文化むらについて | 碓氷峠鉄道文化むら

 

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アプト式のラックレールを間近に見ることができる。

 

鉄道展示館はかつての検修庫を利用している。鉄道シミュレーターがあるのだが、現在故障中とのこと。平日で空いている時に行ったのに残念だ。再開は平成31年4月予定とのこと。

 

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懐かしいヘッドマークの数々。

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いつの間にか姿を消していた「反転式フラップ式ホーム発車標」。

今の電光表示よりかっこいい。

 

www.nikkei.com

 

trafficnews.jp

どんどん実物を見る機会は減っていく。

 

 

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運転席に座ってみる。新しい車両よりずっと機械感たっぷり。

 

鉄道資料館は鉄道ジオラマのほか、峠越え鉄道の歴史資料などをみることができる。

 

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施設の外周をまわる「あぷとくん」に乗る。

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屋外展示をあぷとくんから眺める。

 

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あぷとくんの隣をEF63が走る。なんとここ鉄道文化むらでは、在来軌道上でEF63の運転体験ができる。往復800mを自ら運転できるなんてすごい。

一日講習を受けて、試験もあるそう。3万円で講習を受けて、以後何回でも一回5000円で乗れるというから、なかなかお手頃ではないか。

 

大人の旅で、半日だけの滞在となったが、鉄道ファンや子どもをのんびり遊ばせながら、展示車両をじっくり見学したり、鉄道模型貸しレイアウトでNゲージを組み立てたりもできるようだから、そうやって楽しむなら一日見てもいいかもしれない。

屋外展示場の一つはお座敷列車で休憩スペースとなっていた。

施設内にはレストランというほどのものはないが、軽食は買えるようだ。芝生などもあるので、お弁当持参でも楽しめる。