丸の内から大手町は最近再開発ラッシュが続いています。
あちこちでビルの建て替えのクレーンが動いています。
このあたりは他の地域に比べて地域全体の街づくりを考えているような気がします。
東京駅舎も完成して早5年たつのですね。まだ駅前の工事は完全には完了していませんが、だいぶ整ってきたようです。
駅を正面から見るなら、東京駅前を皇居に向けてまっすぐに走る行幸通りがベスト。
撮影ポイントとしてバッチリです。その脇の新丸ビルのテラスからも、飲食をしながら駅舎を眺められます。
身近で東京駅舎を見下ろすなら、南口を出てすぐのJPタワー、「KITTE」がおすすめ。
丸いカーブとレトロな窓、白いタイルが、正面に対する東京駅舎の赤い建物と相まって美しい。
建物は同じようでも、今は中にお店が入っているので、夜は外から見ても各々の窓から見えるライトがまたおしゃれ(写真は閉店後なので一部くらいですが)。
このJPタワー、前身の旧東京中央郵便局は、昭和初期のモダニズム建築なのだそう。
建て替え案が出ると保存運動などが盛り上がった。どうなることかと見守っていたが、外観は、建て替え前の建物を一部残していて、この部分は旧郵便局そっくりになっています。
全て保存して重要文化財にという動きもあったことから、これでよかったのかどうかはわかりませんが、おかげで外観は昔と違和感ありません。
最近歌舞伎座や、すぐ近くの丸ビルなど、こういった手法が多いですね。
ただ、中へ入ると一変(といっても以前のビルは一部しか入ったことがありませんが)。
5フロアの吹き抜けがドドーンとあって、なかなか個性的。
冬はこの吹き抜けに巨大クリスマスツリーが聳えて、なかなかの迫力です。
都心の街なかで見られる中では相当大きいのじゃないかしら。どこから入れるのだろう?
中はほとんどおしゃれなショップが並ぶのですが、郵便局の名残を残した旧東京中央郵便局長室は当時をしのぶ場所となります。意外とガランとしていてもう少しどうにかしてもと思うのですが…。ここには少しですが椅子もあって、お買い物に疲れたらしばし休憩も。
この局長室から下を眺めると、すぐ脇のはとバスステーションへ向かうバスが。二階建てバス乗ってみたい。
ど迫力の東京駅舎をサイドから。
2、3階には、インターメディアテクという博物館が。
日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館が協働で運営していて、東京大学の学術文化財が展示してあります。無料で入れるので、ふらりと買い物ついでや仕事の帰りに立ち寄ることができていい。
インテリアも古い大学の構内風で素敵。
屋上のテラスに出られるのもいいところ。
東京駅舎のライトアップは時刻により少しずつ変わることをご存知ですか?
東京駅向かいの丸ビル・新丸ビル。こちらも往時の面影を残しています。
屋上庭園 「KITTEガーデン」 | KITTE | キッテ オフィシャルホームページ
丸の内も近年の再開発で、以前よりゆったり散歩を楽しめる街になりつつあり、最近気に入っている街です。
新丸ビルなどは、ゆったり座るスペースが多くてのんびり買い物ができるし、少し有楽町へ寄りますが、三井一号館のある丸の内ブリックスクエアなんかも綺麗で庭をぶらつくのも気持ちがいい。
ドラマでも使われていた、赤煉瓦の素敵な建物。美術館になっています。
この日も撮影があるようで、準備をされていました。
庭ではいくつものバラが。テラス席のある店もあり、この庭を見ながらランチができます。
丸の内は以前はオフィス街というイメージでしたが、買い物や散歩などが楽しめる落ち着いた街で、最近は観光客で大にぎわいの銀座よりお気に入りです。